”ふらんすもの”

最近、フルート伴奏、声楽伴奏で、”ふらんすもの”があります。
弾いていて、心がふしぎな気持ちになって、とにかくきれいな和声の響きにうっとりします
好きです
でも、調号6つとか、ちょっとねえ。。。
だって、ちょっと間違えると変な音がして気持ち悪いんだよ
自分の指が嫌になる。あんな音聞きたくない。絶対にミスしたくないのが”ふらんすもの”ですね、きっと。
ちゃんと弾きたいよ。
それには練習あるのみです


それで、感動しているのはよいのですが、、、ふと思い出してしまいました。
あるとき、あるかたに言われたことを。
当時、私はソロでも、”ふらんすもの”をやりたいと思っていました。
でも、「あなたに何が弾けるの？あなたに弾けるドビュッシーって何かしらね？」と笑われてしまったのです。
結局ね何も弾けなくて、最終的に草津の講習会には、アラベスクの第1番を持っていったでした。（モーツァルトも持っていったけど）
だけど、あれはあれで良かったと思っています今でも大好きでよく弾く曲です


でも、とにかく、あのときは全否定された気分でした。
そんなこんなで、あれ以来、”ふらんすもの”をやりたいとは口にしたことがありません。
気分がどうしても向かないのです。


H先生は、「フランスものは？」と2度ぐらい言って下さいました。
一時期、ベルガマスクの話があったのだけど、流れてしまいました。
先生は「月の光が楽しみですね」と言って下さっていました。
もう少ししたら、来年あたりには、フランスものをやってみたいと思います。
そろそろ弾いてもいいかなあと。弾きたいなあと。


色々なトラウマがある私ですが、少しずつ消していきたいと思っています。
どうしても、苦しかった事はよく覚えているものですから。



今日は伴奏の練習をしていてこんなことを思いました。
本当は好きなんだけどな、”ふらんすもの”