La・Voce Spring Concertを終えて♪

ご報告が遅くなりましたが、先週の日曜日（5/22）に震災で2ヶ月延期になったコンサートを無事行なうことができました。
聴きにきて下さった皆様、応援していて下さった皆様、ありがとうございました。
そして企画して下さったHちゃん、ありがとう。お疲れさまでした。

色々あった2ヶ月、、、。
用意していたものが直前で中止（実際は延期）になる、という私にとっては初めての経験。
その後1ヶ月は、別の曲を練習していました。
そして、また4月中旬から練習を再開したのです。
一度寝かせていたものを、また起こしたのですが、それもよかったのかなと思います。

ソロ＋伴奏という、今までで一番出演時間が長いコンサートでした。
やはり、大変でした。全部を完璧にはできなかった。どこかで気が抜けたりしました。むずかしかった～～～～～というのが、本音です。

本番前日、逃げ出したくなりました。恐くなりました。
何でこんなことしちゃったんだろうって思いました。
でも、それは毎回のこと。
これは一生続くのでしょう。
緊張しなくなったらおしまいだ、と先輩に言われ、少し落ち着いた前夜でした。
不安になって、バカみたいにいつも以上に練習したら、、、当日肩が痛くて、バンテリンくさかったわたし（笑）

当日、家でソロを通して、すぐ出発。10時に会場入り。
伴奏合わせや、ヘアメイク、いろいろやって、また12時からピアノソロのリハ。
ソロの本番14時半。
結局、3回通す訳ですね、当日も。
そのことに気付いたのは12時前、、、わたし、もうバテてる。
ここで思いっきりリハしたら、本番保たない。そう思って、確認程度にリハをし、全てを本番にもっていくことに決めました。
よく考えたら、夜の本番だったら、これでも大丈夫なのですが、昼に本番ということで、時間配分が違っていたのです、、、。
途中で気付いてよかった。

本番は、雨の音がするな～と曲間で思いましたが、集中は切らす事なく弾き切れた気がします。
大きなコンサートでは、プログラムの組み方が問題になってきます。
3曲中、最初の曲はもちろん、弾いたことのある曲。一番弾いてきていて、大好きで、安心できる曲。
出だしが一番緊張するのは当然のこと。アドレナリンのせいですよね。
ステージに慣れてから、新曲を持ってくるようにしています。
こんなソロ20分間でしたが、、、今の私には20分弾くのが精一杯だな〜と感じました。
ソロリサイタルなんて、みんなどうやってやるんだろう？？？
無理だわ。。。この3.5～4倍は弾くのよね
今度は、チャンスがあったら30分に挑戦してみようかな。

以前は、本番が終わると、ものすごく落ち込んで、もうステージには上がりたくないと思っていました。ひどいときは、ピアノなんてやめるなんて思ったこともあります。
一番の要因は、上がり症がひどくて、ステージで震えたり、ペダルがビブラートになったり、、、パニックのまま最初の3ページは弾いてしまったり（これって、学生時代の試験では最悪でした。だって、制限時間（３分半ぐらい）で止められるのだから、ほとんど台無しだった）
克服するために、色々なことをして、色々教えられ、そして何度も本番前の「緊張練習」にお付き合い頂いて、いかに上がり具合を少なくするかを試行錯誤してきました。もちろん今もしてます。
精神的に、少しずつではありますが、落ち着いてきて、あまりにもひどいことはなくなりました。
どう付き合っていくのかが、わかるようになってきたということでしょうか。
ここ1年ほどは、本番を終えると、反省し、落ち込み、そしてそれからもっと上手くなりたいとひたすら思うようになりました。
出来なかったことは、次回がんばろうと、思うようになりました。
終わりはないのです。一生求めていきたい、前を向いて進んでいきたいと思うのです
世の中には、演奏する曲は無限にあって、、、一生かかっても、そのごくごく一部しか演奏できないのだから、、、まあただただひたすらにやりたいものを、ときには苦手なものもやっていきたいなあ～と思います。
まあ、弾いていかないことには、当然「弾いたことのある曲」は増えないので、1年に数曲でもレパートリーを増やしていきたいです

当日頂いたもの

今回、初めてヘアメイクさんに、髪の毛をセットして頂きました
http://ameblo.jp/kaze2nd-note/entry-10900268525.html


次回は10/16（日）の「第回　桐コンサート」です。

弾いたことのある曲と、ない曲を組み合わせます。
ラフマニノフ：エレジー＆ショパン：幻想即興曲です
この1週間、少しのんびりしたので、そろそろ取りかかろうかな。