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Sah's Birthday♪ & 大震災から2週間 [雑感]

東日本大震災により、被災された皆様方に、心よりお見舞い申し上げます。


こんなときに、誕生日が来るなんて、、、来てしまうなんて、、、
こんなに大変なときに、喜ぶことなんて私にはできなかった。
全然うれしくなかった。
いつもなら、「もうい〜くつ寝ると〜」なのに、全く心待ちにもしたくなかった。
来てほしくもなかった。
でも、時は流れてしまって、、、

ついに3/20が訪れた。

毎年のようにケーキを食べるとか、かわいいちょっと派手なデコメをもらうとか、
そんなこと、私には考えられなかった。

けれど、この日はやってきた。

周りのみんな、毎年と同じように、「おめでとうメール」をくれた。かわいいメールをくれた。
いつもと同じように接してくれた。

それを素直に受け取りながら、それでもいいのかなって思った。


家族揃って、元気で誕生日を迎えられることが、何よりもうれしいこと。
外食したり、ケーキ食べたりしなくても、普段と変わらない日常を送れることが、感謝であること。
それを実感した。


でも、お昼頃になって、両親がどこかに食べに行こう!と言うので、
久しぶりにちょっと出かけた。
だけど、父がワインを飲み、、、結局私は運転、、、誕生日なんだか、なんなんだか(笑)
とは言え、幸せで楽しいひとときだった。


落ち着いてから、みんなにメールのお返事を始めた。


PCが壊れたこともあり、今日まで、上手く文字を書く事ができなかったけれど、
今日は書いてみようってやっと思えた。


それぐらい、重い誕生日だった。
もうひとつ重い理由と言えば、20代最後の年になってしまったから(汗)
どうしよう、何しよう、どうしたらいいんだろう。。。
みんなからもらったメッセージを読み返しながら、とにかく、やりたいことはやり尽くしたいなあと。



ツイッターでも書いたけれど、大好きな母のことばにも、重みがあった。
あの桜並木を(車で)走りながら、「ここはさあが産まれて一緒に退院してきたタクシーの中で、通ったみち。あの時、桜は満開だった。」

「あ!もう過ぎちゃった!」と13:55過ぎに母の声。
私が産まれた時刻です。
もう何十年も経つのに、毎年思い出すんだろうな〜。

「それにしても、3/20っていろんなことが起きるのねえ。(サリン事件や、福岡県西沖地震など)」
「私が出て来なかったから、20日になっちゃったんでしょ?」
「そうよ。3日が予定日だったのに、出て来ないから、髪の毛ふさふさの子が産まれてきたのよ」

と、何度も聞いている話を、今年も聞けたこともうれしかった。

やはり、母は偉大で、母親というものには叶わないな、と思う。


こうして、私の誕生日の1日は、あっという間に終わってしまった。



***********************************



大震災に対する捉え方は、人によって違うと思う。
それぞれの置かれている状況によって違うと思う。
そういうものなのだろうなあと感じた。


自分にできることをしたい!という思いを、初めから持っていた。
まず、現地に行ってボランティアをすることは、私にはできない。
東京にいて、何かできることをしたい。

できることをした上で、自分のやるべきことをやる。
何もせず、何も動かず、いつも通りピアノを弾いている気持ちにはなれなかった。
ピアノを弾くために、好きなことをするためには、まず何か行動を起こしてからでないと。
自分が今、演奏していられるのは、周りのみんながいるから。
前も書いたけれど、やはり一人では生きていけない。
自分一人で、自分勝手に演奏しているのが良いとは思えない。
聞いて頂ける方がいてくれるからこそ、コンサートが成り立つのだから。

今日、仙台のhi-b.a.時代の先輩から電話があった。
ちょうどタイミング良く、彼の発信したメッセージを私が見て、それに応えられた。
私が東京にいて、数少ないながら出来た事!
電話の向こうでは、たくさん人の声がして、慌ただしそうだった。
何と声をかけたらいいのかわからなくて、用件しか話せなかった。
もう限界まで働いている人に、頑張っている人に「頑張ってね」とは言えなかった。
頑張ってるに決まってるよね。ありきたりの言葉をかけられるはずなんてない。
自らも被災しながら、地域のボランティアをするって、本当に本当に大変なはず。
長いスパンになるから、向こうから連絡があるまでは、少し大人しくしています。
荷物も、届き過ぎて、大変みたいだし。

もうひとつ。
いわきに何名かお世話になった方がいるのだが、
皆さん、こちらにいらしているそうで。。。
復興に向けて、前を向いている地域は良いけれど、
原発の周りは、とても復興なんて言葉を口にすることはできない。
聞けば聞くほど、苦しく、辛くなる。
でも、いわきの方々は、市の職員だから、そんなに長くこちらにはいられないはず。
家も津波に持っていかれてしまったので、支援することも、どうすることもできない。
ただただ、毎日気にかけて、祈るだけ。
無力です。でも、それしか今はできない。
1日でも早く、復興をいう言葉を口に出すことができますように、安全に暮らすことができるようになりますように、と祈らざるを得ません。


いろいろ考える日々です。
忘れてしまっていた「感謝すること」を教えられました。
久しぶりに多くの方と接することができて、うれしく思います。


明日はどんな1日になるのでしょうか。
しばらくは、またツイッターまとめ投稿が日記代わりになりそうです。

余震、花粉症など、皆様気を付けてお過ごしくださいませ。

さあより
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