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エリーゼのために [指導]

音楽教室でのこと。
生徒が来るなり、「ベート−ヴェンの本はある?」と本棚へ。
何やら昨日、お母さんとベート−ヴェンの話をしたらしい。
テレビで流れていたのか、どこかのお店で聴いたのかわからなかったが、
とにかくどこかで「エリーゼの何とか」と聴いたとのこと。
「エリーゼのためにだね」
「そうそうそれそれ」
「先生弾いて!」
え!!!!がーん弾けないよ、と思いつつも、逃げられない。
生徒と一緒に本棚で楽譜を探す。
発見!!!!!!!
「先生、私がページめくるから、めくる所になったら止まって」
「はい」
弾き始めた。
中間部、ちょっとはずしてまったけれど、弾き終わった。
ああ、無事弾けて良かった。
生徒が拍手してくれた。ありがとう。
エリーゼ、弾けないことはないけれど、生徒の目の前で弾くのはとても緊張の瞬間だった。
ピアノを始めたら、誰もが憧れる曲に違いないし。
「発表会でこれやる!皆をあっと言わせたい」
とても意志のはっきりした子で、
「大学生までピアノは続ける」と今から断言しているのだ。
発表会で、これか、、、、、先生としては驚いてしまった。
子供ってすごいことを言い出すものだ。
でも、きっとやればできると思う。
だから、「わかった。今日コピーを渡すから、出だしだけやってみてね」と。
あの子ならやりかねないな。
これをやりたいとかはっきりしているのは良いことだし。
さあが小1の時、ベート−ヴェンって知ってたかな??
自分がその時何を弾いていたかはわからないけれど、おそらく自分より音楽に関心を持っていると思う。
小2の時の作文の将来の夢の欄に「ピアニスト」と恥ずかしながら書いたことは今でもきちんと覚えているが。
レッスンが終わって音楽教室の事務へ。
事務の方が「やる気のある子だから、将来的にはコンクールなんかも考えてもいいのでは?」とおっしゃった。
固まってしまった私。そんな話が出るとは。
コンクールってとても高いところにあるような気がしていたけれど、
早いうちから意欲のあるうちに受けるのはよい経験になるに違いない。
受けないより受ける方がいいに決まっている。
実力試しだと思って受けてみてもいいかもしれない。
今になってよく考えると、自分に自信がないからといって、生徒の可能性を潰してしまうなんてもってのほか。
私の自信もプライドも何も生徒には関係のないことだったのです。
やるのは生徒。やる気のあるのは生徒。
だから、それを活かしてあげる方法を考えるのが私の役目。
ただただ伸ばしてあげたいと思うんです。
その手助けをするだけなんだよね。
もちろん、そのために、今年はコンクールを見学しなければいけないけど、
先生も勉強です。
演奏も指導もどちらも同じぐらい学ばなくてはいけないのです。
さて、来週からもっと気合いを入れて取り組みます。

今日は午前中練習していました。
左腕に力が入りやすく、すぐに痛くなります。
エチュードを弾いて、、、速い練習をしたら、痛い。
これは、力が入っている証拠。
まいったなー。
出だしがfなんだけど、それを気にせず、ただ鍵盤に触れるだけと思って弾いたら少しは楽になるかな?と思い、再び練習。
何と、軽快に弾けました。全く腕も痛くならずに!!!!!!
こういうこと??????と拍子抜けした気分。
でも、明日も同じことできないとダメなんだけどね。
きっと、抜けているということは、音は出ているんだよね。
力まなくてもfは出るんだから。秋吉で言われたし。
また明日も頑張ります。

話が前後していますが、夜はレストランで演奏でした。
来月は2/11.26です。


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